
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は火曜日、ホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領と会談する。この会談は週末にホワイトハウス関係者によって確認され、ワシントンにおけるウクライナ支援の政治情勢が予測不能な形で変化している時期に行われる。
ゼレンスキー大統領はもともとワシントンを訪れる予定だった。2週間前に71歳で死去したリンゼイ・グレアム上院議員の葬儀に参列するためである。グレアム氏は議会で最も声高にウクライナを支援してきた一人であり、ロシア侵攻以来10回ウクライナを訪問し、モスクワへの制裁とキーウへの武器供与を強く推進してきた。彼の死は、共和党体制のウクライナ政策の柱を失うこととなった。
トランプ氏とゼレンスキー氏はこれまでも会談しており、直近では7月のアンカラでのNATO首脳会議で会っている。しかし、それ以降政治情勢は変化している。トランプ氏のMAGA連合内では一部の声がウクライナへの継続支援に対してより公然と懐疑的になっており、ホワイトハウスでの会談は、大統領とゼレンスキー氏との個人的な関係がその圧力を克服できるかどうかの試金石となる。
ゼレンスキー氏にとって、タイミングは最悪である。ロシアによるドローンとミサイル攻撃はウクライナの都市に対して日々続いている。土曜日にはチェルニーヒウのスーパーマーケットへの攻撃で2人が死亡し、その中には9歳の少女も含まれていた。キーウは西側兵器を使ってロシア領土内のより深部を攻撃する許可を求めている。ゼレンスキー氏は土曜日、ウクライナが3,000キロメートルを超える射程の「優先目標」リストを作成し、湾岸地域における米軍施設に対するロシアの衛星監視についてワシントンと情報共有していると主張した。
トランプ氏はウクライナでの戦争拡大にほとんど関心を示していない。彼の政権はロシアとの直接対話を進めており、マルコ・ルビオ国務長官は今月初めにロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した。しかし、ホワイトハウスはウクライナの長距離攻撃の野望を公に支持していない。
会談は、戦争が終結の見通しなく5年目に入る中で行われる。ゼレンスキー氏は、ウクライナの戦いはアメリカの戦いでもあると主張するだろう。これはグレアム氏や旧共和党体制には通用した論法である。トランプ氏の新たな共和党に通用するかどうかが、今後の課題である。
雅子 訳

