回り道:中国の最優秀STEM学生がシンガポールに集まる理由

一世代にわたって、中国の最も優秀な理科系学生の進路は西へ向かっていた。米国、英国、オーストラリアである。その切符は名門大学の学位であり、褒賞はテクノロジーの最先端でのキャリアだった。しかし、その道は狭まりつつある。かつてその道をたどったであろう学生のうち、ますます多くの者が今や、代わりに南のシンガポールへ飛んでいる。

この変化は数字に表れている。研究者が引用する米国務省のデータによると、米国の学士、修士、博士課程への中国人入学者数は、2020年から2026年にかけて約30%減少した。海外に留学する中国人学生の総数も、2019年の約70万3000人から2025年には約57万人に減った。米国は依然として最大の受け入れ先であり、直近の学年では27万人以上が在籍したが、流れの方向は明らかだ。

西側諸国は長年、中国人学生は歓迎されていないというメッセージを発信してきた。米中テクノロジー戦争は科学を安全保障の問題に変えた。輸出規制、査証審査の厳格化、そしてチャイナ・イニシアティブの残影によって、米国でのSTEM学位は機会というよりもリスクのように感じられるようになった。英国とオーストラリアは外国人留学生の受け入れ上限をめぐって議論してきた。カナダは移民規則を厳格化した。ある研究者は、この結果をワンツーパンチと表現した。パンデミックが学生の移動を妨げ、その回復と時を同じくして、地政学情勢が西側諸国を予測しにくいものにしたのだ。

静かに恩恵を受けているのがシンガポールだ。同国の大学は国際的なランキングで上位にあり、授業は英語で行われ、政府は中国人学生向けに特別な奨学金の道を構築してきた。専門家はこうした奨学金を初期段階の人材パイプラインと表現する。学生は若いうちに到着し、懸命に学び、シンガポール経済が依存する熟練労働力に直接組み込まれていく。人口600万人の国が、半導体ハブ、人工知能の研究所、バイオテックセンターを同時に目指そうとしている。そんな国にとって、海外からの頭脳の輸入は贅沢品ではない。それがビジネスモデルなのだ。

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実際的な事情も、この回り道を容易にしている。2024年初頭以降、両国の国民は互いの国を30日間ビザなしで訪問できる。査証面接が必要な国へ飛ぶよりも、最初の一歩がはるかに簡単だ。飛行時間は短く、時差もほとんどない。シンガポールの大学で問題を抱えた学生は、オハイオやマンチェスターにいる学生とは違い、電話一本で故郷に連絡できる。シンガポールはあらゆる意味で近い。敵対的な政治環境に子どもを送り出すことを心配する親にとって、近さは大きな価値を持つ。

西側諸国が気づいていないかもしれない皮肉がある。輸入した中国人材の上に研究力を築いてきた国々が今、その輸入を阻んでいる。そして、ためらいを抱かない国が卒業生を集めている。シンガポールは西側が受け入れなかった学生を受け入れているだけではない。奨学金を用意し、手続きを容易にし、卒業後の受け入れ先を明確に計画して、意図的にリクルートしているのだ。学生たちはそれを理解している。だからこそ彼らはシンガポールへ向かう。

中国自身も複雑な思いでこの動きを見守っている。中国は年間1200万人以上の大学卒業生を輩出しており、自国の研究システムが最上位層で吸収できる規模をはるかに上回る。政府は長年にわたり、優秀な頭脳を国内に留めようとしてきた。シンガポールへの学生の流れは、米国への流れほど警戒を呼ぶものではない。より近く、より友好的で、監視も容易だからだ。しかし、それでも流れは流れであり、その流れを作っているのは、中国が最も失いたくない人材たちだ。

学生にとって、この計算は単純だ。西側は名声を提供し、予測可能性を奪った。シンガポールはその両方を、より少ないリスクとより短い飛行時間で提供する。中国の優秀な頭脳が学ぶ場所の地図は書き換えられつつあり、今やその地図は、大きな計画を抱える小さな島を通っている。西側諸国が学生の不在を実感するのは、技術者が必要になったときかもしれない。

雅子 訳

Sources: South China Morning Post, CKGSB Knowledge, visa/immigration records

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