
Micron TechnologyとAnthropicは、メモリおよびストレージアーキテクチャ設計、長期供給契約、戦略的投資、そしてMicronの事業全体へのClaude導入をカバーする戦略的合意を締結した。
この合意は6月22日に発表され、7月上旬に詳細が明らかになり、4本柱で構成されている。
第一に、両社はAIワークロード向けに最適化されたメモリおよびストレージアーキテクチャ設計で協力する。AIのトレーニングおよび推論ワークロードにおけるメモリとストレージのサブシステムのパフォーマンス、およびインフラスタック全体でのコンポーネント間の相互作用を分析する計画だ。目標は、Anthropicのコンピュートインフラのパフォーマンス、エネルギー効率、トークン経済性を向上させることである。
第二に、Micronはデータセンター向けポートフォリオ(高帯域幅メモリ(HBM)、DRAM、ソリッドステートドライブ(SSD)を含む)に関して複数年供給契約を結んだ。HBMはAIアクセラレータにとって重要なボトルネックであり、GPUパッケージ上に直接配置され、チップが計算コアにデータを供給する速度を決定する。SpaceXのColossus GPUクラスターへのアクセスを含むAnthropicのコンピュート戦略には、スポット市場調達ではなく専用パートナーシップを必要とする規模のメモリ供給が求められる。
第三に、MicronはAnthropicのシリーズH資金調達ラウンド(650億米ドル、5月に9,650億米ドルの評価額でクローズ)に戦略的投資家として参加した。主要メモリメーカー3社(Samsung、SK Hynix、そして今回Micron)すべてがAnthropicの投資家となった。
第四に、Micronはエンジニアリング、製造、企業運営全体でAnthropicのClaudeモデルを導入する。同社はすでにClaudeベースのAIエージェントを活用して、ソフトウェア開発とコーディング生産性のスピードと効率を向上させていると述べている。
「当社のコンピュート戦略は、スタックのすべてのレイヤーを適切に構成することに依存しており、メモリとストレージはClaudeを効率的にトレーニングおよび提供するための中心的な要素です」とAnthropicの共同創業者兼最高コンピュート責任者であるTom Brownは述べた。
雅子 訳
出典:Micron and Anthropic Announce Strategic Agreement(Investing News Network、2026年6月22日); Anthropic’s Claude to help Micron design better HBM, DRAM, and SSD(TechRadar、2026年7月2日)

