グーグル、Gemini 3.6の3週間後に3.7 Flashを投入、コーディング性能の大幅向上と価格半減を実現

グーグルは木曜日、Gemini 3.6 Flashの3週間後にGemini 3.7 Flashを発表した。3.6 Flashは7月に3.5 Flashの後継として登場していた。グーグルは新モデルを、コーディングとエージェント向けで最も高性能な実務モデルと説明し、全面的なアーキテクチャ刷新ではなく、開発者からのフィードバックとアルゴリズムの改良に基づいて構築されたと述べた。

最も顕著な改善はソフトウェアエンジニアリング分野だ。モデルが現実のコーディング課題をどの程度解決できるかを測る長期視点のベンチマークDeepSWE v1.1では、3.7 Flashが65.3%を記録し、3.6 Flashの49.0%から16ポイント以上上昇した。本番コードの品質を評価するFrontierCode 1.1 Mainでは、34.4%から43.6%に改善した。グーグルはこの改善について、デバッグと課題解決の向上、初回通過精度の上昇、より緻密な多段階プランニングによるものだと説明した。

ナレッジワーク分野でも改善が見られた。実在のビジネスワークフローを対象とするベンチマークAutomationBenchでは、スコアが17.0%から30.4%へとほぼ倍増し、金融・法律・生命科学の資料を扱う複雑な文書処理テストGDP.pdfでは22.0%から34.0%に上昇した。ウェブ開発では、WebDev ArenaのEloレーティングが1538から1588に上がった。グーグルによると、新モデルはより少ないプロンプトで機能的なレイアウトや機能が揃ったアプリを生成し、参照スクリーンショット、画像、デザインシステムに基づくデザイン遵守も実現するという。

価格設定も注目される。グーグルは年末まで、入力トークン100万個あたり0.75ドル、出力トークン100万個あたり3.75ドルという導入価格を提供する。これは3.6 Flashの発表時価格の半額で、1月からは標準価格の1.50ドルと7.50ドルが適用される。トークンあたりの価格は、発表時点で前モデルより安くなっている。

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利用範囲はGemini APIとAI Studio、Android Studio、エージェント中心のワークフロー向けのGoogle Antigravity、Gemini Enterprise Agent Platformとアプリに及ぶ。グーグルがI/Oで発表したパーソナルエージェントであるGeminiアプリのSparkプランでは、160以上の国・地域のAI ProおよびUltra契約者が木曜日から利用できる。グーグルはGoogle Workspaceでのツール利用の改善と、多段階タスクにおける精度向上を挙げている。

新モデルには、CBRN(化学・生物・放射性・核)およびサイバー攻撃領域での悪用を防ぐための、更新された最先端の安全対策が搭載されている。これはDeepMindのバイオレジリエンスの取り組みとサイバープログラムに沿ったものだ。グーグルは詳細をまとめたモデルカードを公開した。

雅子 訳

Sources: Introducing Gemini 3.7 Flash: our most intelligent workhorse model (Google, Aug 13, 2026); Gemini 3.7 Flash launches three weeks after last model, live in Spark (9to5Google, Aug 13, 2026); Google unveils Gemini 3.7 Flash AI model for coding and agent workflows (Reuters, Aug 13, 2026); Google announces Gemini 3.7 Flash just three weeks after previous release (Ars Technica, Aug 13, 2026)

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