誰を騙しているのか?米国、17対1の割合でイランを「迅速に処罰」

米国は日曜日、ヨルダンで米軍兵士2名を殺害したイスラム革命防衛隊に対する「迅速な処罰」として、イランへの新たな空爆を開始した。CENTCOMは、この攻撃が「監視施設、軍事兵站インフラ、地下兵器貯蔵庫、海洋能力」を標的にしたと発表した。

正義の処罰という言葉は見出しとして簡潔だった。しかし、ここで一体誰が誰を罰しているのか?

スコアボードを見てみよう。

2月28日の戦争開始以降、イランの攻撃により、米軍兵士16名と各国の非米国人連合軍要員59名が死亡した。連合軍の死者は合計75名となり、その一人ひとりが関与する家族にとっての悲劇であり、決して軽視できる数字ではない。

米国とイスラエルの軍事行動による、イラン領土内でのイラン人死亡者の最も裏付けのある数字は、1,300人以上である。この数には、戦争初日に殺害された前最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師が含まれる。軍人、IRGCメンバー、そして爆撃に巻き込まれた民間人が含まれる。医療インフラの崩壊、熱波の中での停電による病院の閉鎖、持続的な爆撃作戦に続く一般的な市民生活の崩壊を通じて間接的に殺害された数千人のイラン人は含まれていない。

比率は連合軍構成員1人に対して約17人のイラン人が殺害されている。そして、これは3月2日以降のレバノン人の犠牲者(4,219人以上)や、停戦とは言えない停戦下で殺害されたパレスチナ人を数える前の数字である。

米国は最新の攻撃を「迅速な処罰」と呼んでいる。この表現は、正義の側が悪行者に結果をもたらすという道徳的権威の立場を前提としている。しかし、米国とイスラエルがイラン側の殺害数の約17倍の人間を殺害している場合、「処罰」という言葉は、正義ではなく権力の語彙のように聞こえ始める。

いったい何に対する迅速な処罰なのか?イランが米軍を殺害したことに対してか?米国とイスラエルは国家元首を含む1,300人以上のイラン人を自国の領土で殺害している。米国人の死者16人が「迅速な処罰」キャンペーンを正当化する一方で、1,300人のイラン人の死者が事業の許容可能なコストとして扱われるのは、どのような論理なのか?

これは道徳的同等性ではない。算術である。米軍兵士を殺害すれば圧倒的な報復が要求されるというのが基準ならば、相手側には解決すべきはるかに長い不満のリストがある。違いは、報復を「処罰」と位置付けられるのは片方の側だけだということである。相手側の報復は「テロリズム」と呼ばれる。

CENTCOMが使用した「迅速に処罰する」という表現は、決して微妙なものではなかった。断固として聞こえるように設計されていた。しかし、数字の冷徹な光の下では、それは処罰ではない。より多くの爆弾を持つ側が、より少ない側に対して行う報復であり、正義に偽装されている。

雅子 訳

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