トヨタとJoby、全電動エアタクシーの製造提携を正式化

トヨタ自動車とJoby Aviationは、全電動垂直離着陸(eVTOL)航空機の商業生産拡大を目指す戦略的製造提携を正式化し、都市型エアタクシーのビジョンを現実のものに近づけた。

この提携は、両社の約10年にわたる協力関係に基づいている。トヨタはJobyの開発初期段階から生産システムと業務における卓越性に関する専門知識を提供してきた。新たな合意は、商用規模でのeVTOL航空機生産という共通目標を中心に、この関係を正式化するものだ。

「約10年にわたり、トヨタはJoby Aviationの航空機製造の基盤構築を側面から支援してきました」とJoby Aviationの創業者兼CEOであるJoeBen Bevirt氏は述べた。

トヨタの豊田章男会長は、この提携を同社のモビリティ理念の自然な延長と位置づけた。「創業以来、私たちは『モビリティ・フォー・オール』の理念に導かれてきました。空のモビリティは、その理念の地上から空への自然な延長だと考えています」と述べた。

カリフォルニア州サンタクルーズに本社を置くJoby Aviationは、世界中の都市でエアタクシーサービスを運営し、他の事業者に航空機を販売するために設計された全電動eVTOL航空機を開発している。同社はパイロット生産ラインを構築しながら、米国および国際航空当局との認証取得を進めてきた。

2025年12月には、Jobyの航空機がトヨタと共同で日本の富士スピードウェイで1週間にわたる飛行デモンストレーションを実施し、重要な公開実証が行われた。

この製造提携は、Jobyが認証取得に向けて取り組み、需要拡大に備える中で、生産性、品質、コストを最適化することを目的としている。北米だけでも14の工場を持ち、5,000万台以上の車両を生産してきたトヨタの製造経験は、Jobyがプロトタイプ規模の組み立てから大量の航空宇宙製造へと橋渡しするのに役立つと期待されている。

商業サービスの時期は認証スケジュールに依存し、米国およびその他のターゲット市場における規制当局の承認が必要となる。両社はこの提携を「未来のモビリティ社会」の基盤を築くものと位置づけている。

雅子 訳

出典:Toyota backs Joby’s all-electric air taxis as production aircraft prepare for vertical flight(Interesting Engineering、2026年7月)

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