ペルセウス座流星群だけじゃない:この夏注目すべき6つの流星群

8月13日ごろをピークとするペルセウス座流星群は、夏最大の流星群として知られる。今年は8月12日が新月のため、13日のピーク時には空が暗く、観測条件はほぼ完璧だ。しかし、2026年は7月中旬から8月下旬にかけて、他にも注目すべき流星群が存在する。ただし、月明かりの影響で観測が難しいものもある。

本稿は、Space.comの星空観測コラムニスト、ジョー・ラオ氏の情報をもとに、今シーズンの流星ガイドをまとめたものだ。

各流星群

Delta Aquarids(みずがめ座δ流星群)(7月29日ピーク)は最も活発な小規模流星群で、理想的な条件下では1時間に20~30個の流星を発生させる。残念ながら、7月29日は満月にあたり、最も明るいものを除いてすべてがかき消されてしまう。月の入り後(Capricornids(やぎ座流星群)(7月25日ピーク)の場合、午前1時40分ごろ)まで粘って観察する忍耐強い観測者は、この流星群の明るいメンバーをいくつか捉えられるかもしれない。同流星群の発生数はわずかだが、火球を含む傾向がある。

Alpha Capricornids(やぎ座α流星群)(7月31日ピーク)はDelta Aquaridsとは対照的で、発生率は低い(1時間に約5個)が、出現すると壮観だ。明るい黄色の火球で知られ、かなり劇的な光景を見せることがある。月は93%が照らされ、同じ星座に位置するため、今年は観測には適さない。それでも、明るい火球が一つだけでも記憶に残ることがある。

Kappa Cygnids(はくちょう座κ流星群)(8月17日ピーク)は、夏の終わりのダークホース的な存在だ。1時間に約4個しか発生しないが、これらは空を横切るスロームービングの火球である。早く沈む細い三日月の夜なので、観測条件は良好だ。

観測のヒント

流星は放射点の近くだけでなく、空全体に現れる。最も多く見られるのは、通常、放射点から約30度離れた天頂方向だ。暗い空(限界等級+6.5)は、淡い流星を見るために不可欠である。光害はカウント数を劇的に減少させる。

必要な装備は目と毛布だけだ。リクライニングチェアや地面用シートがあれば、長時間の観測も快適になる。温暖な夏の夜でも夜明け前は冷え込むことがあるので、暖かくして観測しよう。

複合観測戦略

最善の方法は、新月(8月12日)近くの暗い夜を選び、地球の自転が流星群の流れに向かう夜明け前の時間帯に観測することだ。ペルセウス座流星群のピーク時以外でも、8月の暗い夜には、さまざまな流星群を合わせて1時間に10~15個の流星に加え、既知の流れとは無関係の散在流星も見ることができる。

出典

1. J. Rao, 「Beyond the Perseids: 6 meteor showers worth watching this summer」, Space.com, 2026年7月18日. https://www.space.com/stargazing/meteor-showers/beyond-the-perseids-6-meteor-showers-worth-watching-this-summer

雅子 訳

Scroll to Top