
ソニーは、コンテンツプロバイダーStudio Canalとのライセンス契約が失効したため、2026年9月1日付でPlayStation Storeの顧客ライブラリから551本の映画およびテレビシリーズを削除することを確認した。対象となる顧客には返金は行われない。
対象タイトルには、ジョン・ウィックシリーズ、ターミネーター2、トータル・リコール、ランボー、地獄の黙示録、ホット・ファズ、ムーンライト、パディントン、フリー・ウィリー、オー・ブラザー!、パンズ・ラビリンスなどの主要な映画が含まれる。この削除は、契約が失効した英国のPlayStation顧客に適用される。
「2026年9月1日より、コンテンツライセンス契約のため、Studio Canalから購入したコンテンツにアクセスできなくなり、お客様のビデオライブラリから削除されます」とソニーは英国の法的通知ページに記載した。
今回の措置は、デジタル購入が真の所有権というよりも長期レンタルに近いことを示す、最新かつ最も顕著な警告である。物理ディスクと同じ料金あるいはそれ以上を支払っているにもかかわらず、顧客が得るのは、ビジネス契約の変更に応じて取り消される可能性のある、撤回可能なライセンスにすぎない。
これはソニーにとって初めての削除ではない。2023年には、ライセンス紛争の後、同社はDiscoveryのテレビ番組1,300シーズン以上を顧客ライブラリから削除した。2022年には、ドイツで314本、オーストリアで137本の映画を削除した。毎回、同じパターンが繰り返される。ライセンスが終了し、コンテンツが消え、顧客が損失を被るのである。
この発表は、ソニーが2028年に物理ゲームディスクの生産を終了し、2027年にPS3およびPS Vitaストアを閉鎖することを確認したのと同じ週に行われた。この一撃は、デジタルメディア所有権の脆弱性を浮き彫りにしている。今もなおVHSテープ、DVD、Blu-rayディスクを大切に保管しているコレクターにとって、新たな削除のたびに、プロバイダーが自宅にまで侵入して取り上げることのできない唯一のフォーマットは物理メディアであるという痛切な教訓が突きつけられる。
ソース: Sony Erases Digital Content From Libraries (Wired/Ars Technica, 2026年7月3日); Sony deleting 551 movies and TV shows you bought on PlayStation (TechSpot, 2026年6月28日)
雅子 訳

