
Googleは、Noto Emoji 3Dセットの生の3Dモデルファイルをオープンソースとして公開した。これにより、約4,000の絵文字からなる完全なライブラリを誰でも自由にリミックスしたり、アプリに組み込んだり、仮想世界で利用できるようになった。
7月17日のワールド絵文字デーに合わせて発表された今回のリリースは、従来の平面的な2D絵文字からの大きな転換を示している。Googleは絵文字カタログ全体を真の3次元モデルとして再設計し、AndroidおよびPixelのクリエイティブディレクターを務めるJennifer Daniel氏はブログ記事で「平面のピクセルから3次元の世界へ」と述べた。この移行により、デザインチームは「笑顔の後ろ側はどのように見えるのか?凹面のマスクか、弾むボールか、それとも平らな紙か?」といった、これまで考えたこともなかった問いに向き合うことになった。
新しいデザインは写実的ではなく、意図的に表現豊かに作られている。Daniel氏は、絵文字の使われ方が時代とともに劇的かつ誇張されたものに変化していると指摘する。泣き顔の絵文字(😭)が笑い泣きの顔(😂)を追い越し、ドクロ(💀)がランキングを上昇し、しおれたバラ(🥀)が砕けたハート(💔)を押しのけつつある。3Dフォーマットは、デザイナーがそうした感情の幅を活かす余地を与えている。
Googleはまた、AIを活用したコントラストツールを導入した。このツールは各絵文字をピクセルレベルで解析し、暗い肌色のバリエーションがダークモードの背景に対して読みにくくなる場合に警告を発する。ツールはハイコントラストの調整案を提案し、デザイナーは公開前に実装できる。
生の.OBJモデルファイルはGoogleのオープンソースプロジェクトNotoを通じて入手可能で、開発者やクリエイターはインディーアプリからVR環境に至るまで、Googleの絵文字を自社プロジェクトに組み込むことができる。Googleは今回の動きを、オープンソースのタイポグラフィとアイコノグラフィへの既存の取り組みの自然な延長だと説明している。
雅子 訳
Sources: Google is open-sourcing its 3D emoji (The Verge, Jul 17); How design, data and AI shaped Google’s Noto 3D emoji (Google Blog, Jul 17)

