
Samsungは、AIが単にアプリの中に存在するだけでなく、インターフェースそのものになる未来を描く、Red Dot Design Award 2026受賞コンセプト「Fluid AI Design System」を発表した。
本コンセプトは、AIエージェントと生成型ユーザーインターフェースを組み合わせ、ユーザーの現在のタスク、物理的な環境、状況に基づいてリアルタイムで形状を変化させるもので、10年以上にわたってスマートフォンインターフェースを定義してきたアプリアイコンの静的グリッドとサイロ化されたアプリケーションを置き換える。
ナビゲーション、カレンダーイベント、天気、メッセージのために別々のアプリを開く代わりに、Fluid AIコンセプトの情報は浮遊カードとして表示され、ユーザーが達成しようとしていることに応じて拡大、縮小、再配置される。一例として、会議リマインダーが利用可能な空き時間やナビゲーションルートと自然に組み合わせて表示される様子が示されている。また、ユーザーが操作すると、日付ピッカーがより大きなインタラクティブ要素に変化する例も紹介されている。
本システムは、ユーザーが今何をしようとしているか、どこにいるか、その時点でどのような情報が関連するか(時間、今後のイベント、最近受信したメッセージなど)の3つの入力に基づいて動作する。ユーザーがオペレーティングシステムの構造に適応するのではなく、システムがユーザーの即時のニーズに合わせて形状を変化させる。
Samsungは、Fluid AI Design Systemが将来のバージョンのOne UIの一部となるかどうかを確認していない。この種のデザインコンセプトが正確にそのまま製品化されることはほとんどない。しかし、本コンセプトはSamsungの最近のソフトウェア方向性と密接に一致している。現在Galaxyデバイスに展開中のOne UI 8.5には、画面上の内容に基づいてコンテキスト提案を表示するNow Nudgeや、AIを活用した写真編集などのAI駆動機能がすでに含まれている。
Samsungの次なるメジャーソフトウェアリリースであるAndroid 17ベースのOne UI 9は、7月22日にロンドンで開催されるGalaxy Unpackedで発表される見込みである。同社は、One UI 9が「インテリジェント機能と適応型ユーザー体験」を導入すると予告しており、この表現はFluid AI Design Systemの思想を反映している。
Fluid AI Design SystemコンセプトはSamsungのデザインポートフォリオで公開されており、デザイン業界のイベントでも紹介されている。
出典:Gizmochina; Sammy Fans
雅子 訳

